ボツリヌス治療外来

「ボツリヌス療法」について

国の承認したボツリヌス毒素によるボツリヌス治療は、規定の講習セミナーを受講した医師のいる医療機関でのみ受けることができます。
副作用を回避するためにも、具体的な注射方法、注入量について十分な知識を習得した医師から治療を受けることが不可欠です。
厚生労働省が承認したボツリヌス製剤は、製造工場でボツリヌス菌の精製から製造・保管・輸送まで、すべてのプロセスにおいて徹底的に管理されます。その後、厚生労働省に承認された厳格試験を実施し、徹底した温度管理のもと保管されます。また、販売後も追跡調査を行うなど、常に有効性と安全性を確認しています。

「ボツリヌス療法」とはどんな治療ですか?

ボツリヌス療法は、ボツリヌス菌から産生されるA型ボツリヌス毒素を緊張している筋肉にごく少量注射することにより、筋肉のけいれん・緊張を抑える治療方法です。

「ボツリヌス療法」についての Q&A

どんな症状に効きますか?保険は適応されますか?
当クリニックでは、下記の患者さんを対象に保険治療を行っております。

    ● 目の周りの筋肉がけいれんして、目があけにくくなり、
      瞬きがうまくできなくなる「眼瞼けいれん」

    ● 片側の顔面の筋肉が、勝手にけいれんしてしまう「片側顔面けいれん」
      首や肩の周囲の筋肉が異常に緊張することにより、
    ● 頭の位置が正常ではなくなってしまう「痙性斜頸」
    ● 脳卒中などの後遺症で筋肉が緊張しすぎてつっぱり、
      手足が動きにくくなる「痙縮」

「ボツリヌス療法」の効果はどのくらいありますか?
効果は2、3日~2週間で現れ、通常3~4ヶ月持続します。
その後、時間がたつにつれ徐々に効果は消失し、神経の働きが回復してくるため、注射前の状態が再び現れてきます。
この場合、再投与することにより同様の効果が得られます。
「ボツリヌス療法」の副作用はありますか?
治療に使うボツリヌスの量はごく少量で、特別な病気をお持ちでなければ全身性の筋力低下がおこる心配はありません。局所的に目が閉じにくい、まぶたが下がる、涙がでるなどの症状がでることがありますが、一時的なもので心配はありません。
ご不明な点はいつでもお尋ね下さい。